忍者ブログ

[PR]

2024/04/25  カテゴリー/

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)

2012/03/20  カテゴリー/中国語

みなさんは中国の歴史に興味がありますか?

今日は日本で三国志に次ぐ人気をほこる「項羽と劉邦
紀元前200年頃の2200年も前の話です。

項羽(左)と劉邦(右)
9498ca15.jpeg



あまり興味ないと思う人でも下の言葉は知っていると思います。

背水の陣(はいすいのじん)
四面楚歌(しめんそか)
国土無双(こくしむそう)
左遷(させん)
先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす)

全部、この「項羽と劉邦」から出た言葉です。

万里の長城で有名な秦の始皇帝がなくなってからのお話です。
圧政を引く秦を倒そうと二人が立ち上がります。
それが項羽と劉邦です。

項羽は大義のために力で戦う、武勇の人で、
劉邦は人を使うのが上手で、戦わないで勝つ知略の人

はじめは項羽がほぼ中国を統一しますが、
項羽も秦と同じような圧政をします。

それに対して、劉邦が立ち上がって項羽を倒して
漢という国を作っています。
この漢は400年も続いています。
漢字(かんじ)、漢文(かんぶん)、漢詩(かんし)、
漢民族(かんみんぞく)の漢です。
中国の歴史はおもしろいですね

拍手[4回]

PR

好きな言葉

2012/01/26  カテゴリー/中国語

中国の学生さんは、日本人が学校で中国の古典、
漢文(かんぶん)を習うことを知っていますか?

その中で私が好きな漢文の言葉を紹介します。

「人間万事塞翁が馬」
(にんげん ばんじ さいおうがうま)

意味は人生は何が幸せで何が不幸か
予測がつかないという意味ですね。



昔、中国に塞翁(さいおう)と呼ばれる老人がいました。
一頭の馬をとても大切に育てていました。
ところがある日、その馬が逃げてしまいました。

可愛そうに思った近くの人が「お気の毒なことです。」
と、言いましたが、

塞翁は「このことが幸福になることかもしれないよ。」と言いました。

それから、数日後、逃げた馬がいい馬をたくさん連れて帰ってきました。

近くの村人は「めでたいことですね。」と言いましたが、

塞翁は「これは災いになることかもしれない。」と言いました。

すると、
塞翁の息子が、落馬して足の骨を折ってしまいました。

村人は「お気の毒なことです。」と言いましたが、

塞翁は「このことは幸せになるかもしれないよ。」と言いました。

その後、戦争がありましたが、
塞翁の息子は
足が悪いので、戦争に行かなくても大丈夫でした。


世の中のことは塞翁の馬のように
良いことにも悪いことにもなるという物語です。


中国人の学生さんは、日本人にこれを使ってみてください。
「さすが中国人!漢文の国だね!」と感心すると思います、たぶん・・・・


拍手[5回]